社会福祉士国家試験は「社会福祉士資格」を取得するための国家試験です。
実施は毎年1回、2月上旬頃に行われています。
この記事を投稿している時点では、2021年度の試験は終了しており、合格発表を待っている状態ですね。
直近の情報として、2021年度の試験の申込~受験までの手順を解説していきます。
受験資格はこちらの記事の「社会福祉士試験の受験資格を得る方法」で解説しています。
この条件にあてはまらないと受験することができません。
簡単に受けられる国家試験ではありませんので、事前に確認してから申し込みして下さい。
社会福祉士資格【国家資格】試験詳細
第33回(2021年(令和3年)2月)社会福祉士試験概要 | |
試験日 | 2021年2月7日(日) |
受験申込み期間 | 2020年9月10日(木)~10月9日(金)当日消印有効 |
受験開催地 | |
合格発表 | 2021年3月15日(月)14時 |
受験申し込み手順
第33回はすでに修了していますが、一例として第33回社会福祉士試験の申込み手順を解説致します。
ちなみに第34回(令和3年度)社会福祉士国家試験の受験申し込み手続きの詳細は、令和3(2021)年7月下旬頃にこちらの「社会福祉振興・試験センター」で案内する予定になってるようです。
受験予定の方はチェックをお忘れなく。
受験資格の確認
社会福祉士の国家試験は誰でも受けることはできません。まずはじめに受験資格を満たす必要があります。
それぞれの学歴や実務経験によって、大きく3つのルートが決められています。
- 福祉系大学・短大等(指定科目履修)ルート
- 短期養成施設等ルート
- 一般養成施設等ルート
それぞれのルートで細かな条件が決められていますので、条件をクリアしているかは確認しなければなりません。
こちらの記事を参考にして下さい。
受験の申込み手続き
最初に受験に関わる詳細と受験申込み書類の「受験の手引き」を、ホームページか郵便はがきにより請求します。(※発送は日本国内に限り、1人1部請求のみ)
詳細と受験資格を確認し、必要書類に記入後再度確認し申込みます。
・受験申込書
・受験手数料振替払込受付証明書貼付用紙
・受験用写真等確認票
試験科目
【出題科目】※精神保健福祉士との共通科目
② 心理学理論と心理的支援
③ 社会理論と社会システム
④ 現代社会と福祉
⑤ 地域福祉の理論と方法
⑥ 福祉行財政と福祉計画
⑦ 社会保障
⑧ 障害者に対する支援と障害者自立支援制度
⑨ 低所得者に対する支援と生活保護制度
⑩ 保健医療サービス
⑪ 権利擁護と成年後見制度
⑫ 社会調査の基礎
⑬ 相談援助の基盤と専門職
⑭ 相談援助の理論と方法
⑮ 福祉サービスの組織と経営
⑯ 高齢者に対する支援と介護保険制度
⑰ 児童や家庭に対する支援と児童・家庭福祉制度
⑱ 就労支援サービス
⑲ 更生保護制度
・出題数は150問。
・出題形式は五肢択一を基本とする多肢選択形式。
・問題用紙はA4判。
出題形式
マークシート方式(五肢択一)
配点は1問1点
合格基準
次の2つの条件を満たした方を合格者とします。
- ⑴ 問題の総得点の60%程度を基準として、問題の難易度で補正した点数以上の得点の方。
- ⑵ ⑴を満たした方のうち、以下の18科目群(ただし(注)2に該当する方にあっては7科目群。)すべてにおいて得点があった方。
(注)1.配点は、1問1点の150点満点です。
2.社会福祉士及び介護福祉士法施行規則第5条の2の規定による試験科目の一部免除を受けた方にあっては、配点は、1問1点の67点満点です。
引用元:第34回社会福祉士国家試験『受験の手引』
一発合格を狙うなら受験対策講座がおすすめ!
社会福祉士になるための条件をクリアしたら、あとは試験に向けて集中的に受験勉強をこなすだけです。
短期決戦になる場合もありますが、しっかりとした知識を身につけるなら独学ではなく、通信講座をおすすめします。
コロナ禍における現状では、スクール形式は避けたいですしね。
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