医療事務

医事コンピュータ技能検定試験とは?医療事務には必須なレセコン攻略

医療事務の資格をとろうとおもうけど、コンピューターが普通のパソコンと違う話を聞いた。

それって、覚えられるのか心配。それとどうせ医療事務でコンピューターをつかうなら、それの資格を取った方がいいとおもうんだけど、実際はどうなのか知りたい。

そんな疑問に答えます。

医事コンピュータ技能検定とは?

医療事務やコンピュータの基礎知識、 レセコンを使って正しくレセプト作成ができる能力があるかを測る試験になります。

現代のIT化がすすむ各部門の医療機関において、コンピューターは必要不可欠だったりします。

特に医療事務部門でも当然コンピューター(レセプトコンピューターなど)がないとお話しにならないくらい必要です。

一昔前は、レセコン(レセプトコンピューター)を導入していないクリニックなどもありましたが、今の世の中レセコンがないとクリニックの運営にも影響がでるくらい重要なものになっています。

診療報酬請求事務(レセプト)のコンピュータ化は、全医療機関に普及し、現在レセプトのオンライン請求が進められています。

なので、 そこに従事する者にとってコンピュータ技能は必須だったりします。

医事コンピュータ技能検定試験では、現在準1級・2級・3級が実施されています。

また、2級以上の合格が医師事務作業補助技能認定の一つの条件を満すことになり、医事コンピュータによるレセプト作成能力と医療事務、コンピュータの知識が問われます。

レセプトコンピューターとは?

略してレセコンと言わるレセプトコンピューターは、医療現場では当たり前に使われていますが、われわれ一般人の使っているパソコンとは中身がちがったりします。

レセコンは、レセプトを作成するためのレセプト専用コンピューターです。

レセプトとは、診療報酬明細書のことで、ざっくり言えばあなたがA病院を受診した際にかかった医療費を、1カ月分まとめてA病院が支払基金へ請求する際の請求書(明細書)みたいな書類のことです。

それを作成するコンピューターのことをレセコン(レセプトコンピューター)といいます。

今の世の中では、レセコンを使っていない医療施設がないくらい普及しています。

なので、医療事務はレセコンを使うことが前提だったりします。そのレセコンを使えるかどうかの能力を試す試験が、「医事コンピュータ技能検定」になります。

医事コンピュータ技能検定試験

年間6,000人以上が受験する人気の検定試験で、医療事務に携わる人や、これから医療事務の仕事をはじめようとする人、転職を考えている人などの多くは、この検定試験を受験する傾向にあります。

受験資格 なし・誰でもOK
試験日時:3級 第51回:2021年6月12日
第52回:2021年11月13日
試験日時:準1級・2級 第51回:2021年6月13日
第52回:2021年11月14日
受験料金 準1級:8,600円
2級 :7,500円
3級 :6,400円
併願2・3級:13,900円
併願準1級・2級:16,100円
受験会場 公式サイトに掲載(一般会場一覧)
合否通知・合格証 各回の試験終了後、約1か月半後に郵送
主催 一般社団法人 医療秘書教育全国協議会
東京都江戸川区東葛西6-7-5 滋慶ビル2F
TEL 03-5675-7077

医事コンピュータ技能検定試験の難易度

医事コンピュータ技能検定試験には、準1級・2級・3級があります。
難易度はそれぞれ異なりますが、合格基準は全級共通です。

合格基準

配点は、領域I:60点、領域II:60点、領域III:60点で合計180点満点。領域I、II、III、ともに60%以上正解のとき合格となります。

と、公式サイトにあります。

各試験の程度

準1級

医療事務及び医事コンピュータに関する専門的な知識を有し、やや複雑多岐な業務を遂行することができる。併せてDPC制度全般についての正しい理解と深い知識を有し、やや複雑なカルテより、専用ソフトを用いて、DPCレセプトが作成できる。

2級

医療事務及び医事コンピュータについての一般的な知識を有し、カルテ及び診療伝票を基に医事コンピュータを用いて正しいレセプトを速やかに作成することができる。

3級

医療事務及び医事コンピュータ についての基礎的な知識を有し、カルテ及び診療伝票を基に医事コンピュータ を用いて正しいレセプトを作成することができる。

医事コンピュータ技能検定試験出題内容

領域 出題内容
領域Ⅰ 医療事務
領域Ⅱ コンピューター関連知識
領域Ⅲ 実技(オペレーション)

出題領域の項目は領域Ⅰ・Ⅱ・Ⅲはそれぞれ同じですが、内容が異なります。
当然、準Ⅰ級になれば難易度も高くなる分、出題内容も難しくなったりします。
ちなみに準1級の内容は以下のようになります。

領域 内容
Ⅰ 医療事務
  • 社会保険各法及び公費負担各法等の内容について実務上の幅広い知識がある。
  • 診療報酬点数表の各部の通則・告示・通達の深い知識がある。
  • 広い範囲の医療行為が行われている症例の複雑な点数算定について正しい知識がある。
  • 「厚生労働大臣が定める基準等について」に関する深い知識がある。
  • 「診療報酬請求書・明細書の記載要領について」の請求書及び明細書の細部まで理解し、レセプト記載やシステムの誤りを指摘することができる。
  • 審査機関に関する知識を有し、返戻・減点レセプトに関する正しい対応ができる。
  • 診断群分類別包括支払制度(DPC)についての多岐にわたる知識がある。
Ⅱ コンピュータ関連知識
  • ネットワークとサーバの機能を理解している。
  • セキュリティに関するリスクと対策を理解している。
  • 個人情報と権利の保護について概要を理解している。
  • 医療情報に関する国の施策を理解している。
  • 医療情報の標準化を理解している。
  • 電子カルテシステムの法制度と基本操作を理解している。
Ⅲ 実技(オペレーション)
  • ネットワークとサーバの機能を理解している。
  • セキュリティに関するリスクと対策を理解している。
  • 個人情報と権利の保護について概要を理解している。
  • 医療情報に関する国の施策を理解している。
  • 医療情報の標準化を理解している。
  • 電子カルテシステムの法制度と基本操作を理解している。

2級・3級は上記の内容よりも難易度が下がります。準一級の内容をクリアできていれば、当然ながら2級、3級は楽勝だったりします。(個人差あり)

医事コンピュータ技能検定試験の合格ライン

すこし古いデータになりますが、2018年11月度の医事コンピュータ技能検定の合格率は

  • 準1級:55.7%
  • 2級:33.7%
  • 3級:63.2%

以上のように、わりと2級が低かったりした半面、準1級が50%超えと意外と高めでした。

結論から言えば、当然ながら各級とも合格率は違いますが、全体としてみれば割と低めの難易度だったりします。
対策と勉強さえしっかりすればクリアできる範囲と思います。

合格ラインは領域Ⅰ・領域Ⅱ・領域Ⅲのそれぞれが60%以上の正解であることです。

例えば、領域Ⅰが75点、領域Ⅱが63点、領域Ⅲが55点の場合、合計点でいけばクリアできてますが、領域Ⅲが60点未満なので、この場合不合格になってしまいます。

なので、全領域とも偏ることなくしっかり勉強する必要があります。

苦手と思った領域は、勉強時間を増やして徹底的に学習することがポイントです。

医事コンピュータ技能検定の勉強法

医事コンピュータ技能検定の出題範囲は公式サイトにて公開されています。
上記の準一級がそれになります。

また、問題集とテキストも発売されていますので、それらを購入することで独学での勉強が可能だったりします。

ただ、準一級はあるていどの実務経験がないとなかなか理解できないような内容もあったりします。

ここは、内容をよく見極めてからトライするか決めることをおすすめします。

また、通信講座もあります。

医療事務の通信講座はさまざまな通信講座会社が執り行っています。

医事コンピュータ技能検定に関しては「アビバ」と「資格の大原」で受講することができます。

医事コンピュータ技能検定試験のまとめ

医療事務の仕事をこれからはじめたい、あるいは始めようとしている人は、医事コンピュータ技能検定試験は受験しておいた方が有利です。

医療事務での医事コンピュータは必須です。レセプトの入力など普通にパソコンのデータ入力とは訳がちがいますので、そこはしっかり知識と技能を合わせてもっていた方が何かと強いですね。

医療事務の基礎知識を理解した上で、医事コンピュータの技能取得のながれです。

これから医療事務の仕事に就こうと思っている人は、ぜひ参考にしてください。

最後までお読みくださりありがとうございました。