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技術士の難易度が高い理由?【機械部門】試験の難易度と合格率を解説

技術士機械部門の難易度が知りたい。

技術士の難易度自体かなり高いことはわかっています。

その中でも技術士第二次試験の機械部門についての難易度と合格率などが知りたいです。

そんな疑問に答えます。

[jin_icon_check color=”#04B404″ size=”18px”]この記事で分かること

  • 技術士機械部門の難易度
  • 技術士機械部門の合格率(2020年度)
  • 技術士機械部門の試験・詳細について

技術士試験は超難関

令和2年度(2020年)技術士第二次試験の合格率

機械部門合格率 18.3%

ちなみに令和2年度(2020年)技術士第二次試験の受験申込と受験者数が多い順に「建設」「総合技術監理」「電気電子」と「機械」の合格率を比較してみました。

技術部門 受験申込者数 受験者数 合格者数 合格率
建設 15,007 11,763 1,214 10.3%
総合技術監理 3,192 2,582 324 12.5%
電気電子 1,133 952 123 12.9%
機械 877 766 140 18.3%

引用元:令和2年度技術士第二次試験統計

結果はご覧のとおりです。

受験者数がダントツで多い技術士第二次試験の「建設」の合格率は驚異の10.3%です。

機械においては、それでも18.3%です。

結果、技術士機械部門第二次試験の難易度は高く超難関という事がわかります。

技術士【機械部門】資格の詳細


技術士は国家資格ということは承知のことと思います。

特に理系資格の中でも群を抜く難易度の高さがある資格です。

国家資格ということもあり、文部科学省認定の技術部門の業務が行える資格になります。

技術士自体、21の部門があり機械部門はそのなかの一つです。

機械部門・具体的な内容

機械部門では主に以下のような業務に携わることができます

  • 機械設計
  • 設計工学
  • 太陽光発電
  • 熱・動力、風力発電
  • 風車
  • 油空圧機器などの流体機器
  • 加工技術
  • 設備生産
  • 産業用ロボットなど生産システム
  • 工場設計
  • 構造解析・設計など

資格概要

技術士資格を取得することで携わる業務の内容は多岐にわたります。

特に技術士の機械部門の資格を活かせる仕事は以下のようになります。

  • 施工管理
  • 官公庁支援
  • 機械分野コンサルティング
  • 技術士(業務系)

技術士【機械部門】の試験概要

技術士の試験は第一次試験と第二次試験に分かれます。

第一次試験

  • 基礎科目
  • 適性科目
  • 専門科目

第二次試験

  • 筆記試験
  • 口頭試験

技術士試験の難易度と合格率


機械部門に限らず技術士試験の一次試験と二次試験とではその難易度は変わってきます。

とくに第一次試験の難易度はわりと低めの印象に対して、第二次試験の難易度はかなり高くなります。

その理由は、基礎科目や適性科目などの内容の第一次試験に対して第二次試験は、筆記試験、口頭試験などがあるためのようです。

機械部門の試験内容

第一次試験

1.基礎科目:科学技術全般。

  • 設計・計画に関するもの(設計理論、システム設計等)
  • 情報・論理に関するもの(アルゴリズム、情報ネットワーク等)
  • 解析に関するもの(力学、電磁気学等)
  • 材料・化学・バイオに関するもの(材料特性、バイオテクノロジー等)
  • 技術連関(環境、エネルギー、品質管理、技術史等)

2.適正科目:技術士法第四章規定の遵守
3.共通科目:数学、物理学、化学、生物学、地学から2科目選択
4.専門科目:基礎・専門知識について出題。

機械部門:材料力学、機械力学・制御、熱工学、流体工学

二次試験

筆記試験(機械部門)

Ⅰ必須科目
技術部門全般にわたる専門知識、応用能力、問題解決能力及び課題遂行能力に関するもの

選択科目(Ⅱ選択科目、Ⅲ選択科目:共に記述式)

③ Ⅱ選択科目:「選択科目」についての専門知識及び応用能力に関するもの
④ Ⅲ選択科目:「選択科目」についての問題解決能力及び課題遂行能力に関するもの

選択科目の技術部門

[jin_icon_check color=”#04B404″ size=”18px”]機械部門

口頭試験:技術士としての適格性と高等の専門的応用能力など

合格基準

一次試験

  • 基礎科目:50%以上の得点率
  • 専門科目:50%以上の得点率
  • 適正科目:50%以上の得点率

二次試験(機械部門)

    以下の3科目すべて60%以上の得点率

  • 必須科目(技術部門全般にわたる専門知識)
  • 選択科目(選択科目に関する専門知識・応用能力)
  • 選択科目(選択科目に関する課題解決能力)

口頭試験

    以下の3科目すべて60%以上の得点率

  • 技術的体験を中心とする経歴の内容及び応用能力
  • 技術者倫理
  • 技術士制度の認識その他

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技術士の難易度が高い理由?【機械部門】まとめ

技術士の難易度が高い理由を解説してきました。

今回は、技術士の【機械部門】について深堀してみました。

技術士全般に言える事ですが、試験の難易度は一次試験は割と低めだけど、第二次試験はかなりの高難易度だったりします。

また合格率も、技術士の中でも機械部門は高い方に位置づいていますが、令和2年度での技術士機械部門、第二次試験合格率は18.3%でした。

合格率の低さの理由は、口頭試験によるものと思われます。

この点数UPをするには、独学で学ぶよりは通信講座を利用しオンラインでの質問をすることだと思われます。

とにかく躓いたところをすぐ質問できる環境にあることです。

これから技術士の第二次試験を受験する方は是非参考にしてください。

最後までお読み下さりありがとうございました。

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